心をこめて故人を偲ぶ、送り出す
通夜の後、会葬者をお酒や食事でもてなすことを、通夜ぶるまいと言います。通常、会葬者の皆さんに対するお礼のしるしであり、また、死者を供養するお布施のひとつという意味もあります。
「お清め」の意味で日本酒やビールなどの酒類でもてなしますが、弔問客のみなさんに一通り行き渡る程度で大丈夫です。また、食べ物もかつては精進 料理を用意しましたが、最近ではお刺身や寿司が出ることも珍しくなくなりました。ひとりひとりにお弁当のような形で用意したり、人数が把握しきれないとき は、大皿にお寿司や煮物などのつまめるものを盛りつけるのもいいでしょう。料理もお酒も、お願いすれば業者さんが手配をしてくださいます。
弔問客の皆さんに、ひと箸でも多く料理に手をつけてもらうことが、故人の供養になるそうです。(自分が弔問客となったとき、遠慮しない方がいいんですね)
返 礼品とは、弔問客のみなさんに渡す、弔問に対するお礼の品です。本来は、通夜ぶるまいに出席できない人のために渡していたものですが、最近では通夜ぶるま いの後にお渡しするのが一般的になっています。返礼品は、業者さんが用意してくださるものの中から、こちらで選ぶ形が多いでしょう。以前は乾物やお茶類、 お酒などが定番でしたが、最近はブランドもののハンカチや商品券、コンビニカードなどが人気だそう。生前相談の際、通夜ぶるまいのメニューや返礼品選びに こだわっても、故人様らしさが出て良いでしょう。
返礼品には、会葬礼状と清めの塩を添えます。
返礼品に添える会葬礼状は、感謝の気持ちを書面に表したもの。本来はお葬式と告別式の後にお渡しするものでしたが、最近はお通夜やお葬式当日に返礼品とあわせて渡すことがほとんどです。
定型の礼状は、グレーか黒の縁取りの私製はがきと角封筒のセット。封筒の表には「御会葬御礼」と記し、その下に家名を入れます。差出人は喪主の住所にします。
故人様らしさは、会葬礼状でも出すことができるでしょう。紙をカラーにしたり、イラストを添えたり、横書きにしたり…といった、体裁上の工夫で楽 しんでみるのはいかがでしょうか。文面も同様に、堅苦しさを排除した故人様オリジナルの口調にしてもいいかもしれませんね。実際、そういった礼状が増えて いるそうです。